ハワイの火山を見る(sentinel-2)
有名な火山といえば色々ありますが、ハワイのキラウエア火山はその一つです。
ドロドロの溶岩が流れていく映像を見たことがある人も多いと思います。
真っ赤な溶岩を衛星画像からとらえられるのか、やってみました。
キラウエア火山火口、2018年の噴火前後の変化画像です。
GoogleEarthEngineとSentinel-2を使います。
結果
1983年から噴火し続けています。
2018年に大規模な噴火があり、火口の形状が変わってしまいました。動画の最初は丸っこい穴なのに、最後は卵型になっているのがよくわかります。
火口の中にちょっと赤いものが見える気が....
最後のシーンでは、火口の真ん中に青い小屋みたいなものが見えます。何でしょう?
溶岩が噴出したのは、この火口から40kmほど離れた場所です。そこから噴き出す前にこの火口にあふれそうなくらい溶岩がたまっていたようなのですが、そのシーンはとらえられていません。
作り方
Google Earth Engineに入ります。
キラウエア火口の座標は、
var min_lat = 19.368341
var min_lon = -155.330426
var max_lat = 19.457562
var max_lon = -155.239179
でした。(大き目に出しています)
後は、阿蘇の時と同じようにやればできます。
//画像を選んでまとめます
.filterDate('2015-01-01', '2019-08-31') //取り出す期間
.filterMetadata('CLOUDY_PIXEL_PERCENTAGE', 'less_than', 10) //雲が10%未満を選択
.filterBounds(geometry) //取り出す場所指定
.map(function(img){ //全画像truecolorに
return img.visualize(trueColor);
});
//ムービーをGoogleドライブに出力
collection: imageCollection,
description: 'outputFname',//出力ファイル名
dimensions: 540,//横幅指定
framesPerSecond: 1,
region: geometry
});
この後Google Driveに保存します。
感想
割れ目から噴火したのは、住宅地の真ん中です。しかし、死者はいなかったそうです。被災前に避難完了できたのでしょう。
溶岩噴出の映像を見ると、すごいです。それについては次回。