もっと最近(2019)の阿蘇山はどうなってるの?(sentinel-2)
前回阿蘇火口の様子を衛星からみました。
今度は、最近の阿蘇の状態をみたくなりました。
lemondh.hatenablog.com
いきなり結果
火口内の青緑色の水が段々と干上がって、最後はなくなっています。
前回の画像の終わり(2011年)に干上がっていたので、それから2018年までの間に溜まったのですね。
作り方
今回は欧州宇宙機関(ESA)が打ち上げたSentinel-2の画像を使ってみます。
画像の作成には、Google Earth Engineを使います。
環境づくり
//画像を選んでまとめます
var imageCollection = ee.ImageCollection('COPERNICUS/S2') //sentinel-2
.filterDate('2017-01-01', '2019-08-31') //取り出す期間
.filterMetadata('CLOUDY_PIXEL_PERCENTAGE', 'less_than', 10) //雲が10%未満を選択
.filterBounds(geometry) //取り出す場所指定
.map(function(img){ //全画像truecolorに
return img.visualize(trueColor);
});
.filterDate('2017-01-01', '2019-08-31') //取り出す期間
.filterMetadata('CLOUDY_PIXEL_PERCENTAGE', 'less_than', 10) //雲が10%未満を選択
.filterBounds(geometry) //取り出す場所指定
.map(function(img){ //全画像truecolorに
return img.visualize(trueColor);
});
//ムービーをGoogleドライブに出力
Export.video.toDrive({
collection: imageCollection,
description: 'outputFname',//出力ファイル名
dimensions: 540,//横幅指定
framesPerSecond: 1,
region: geometry
});
collection: imageCollection,
description: 'outputFname',//出力ファイル名
dimensions: 540,//横幅指定
framesPerSecond: 1,
region: geometry
});
実行
ここまで書いたらRUNします。
結果の保存
しばらくすると一番右のTasksのタブのところに、outputFnameと出てきて横にRUNボタンができるので、これをクリックします。
そうしたら、自分のGoogle Driveに動画像が保存されるので、これを利用してください。
感想
今回の場合、すぐに欲しいタイムラプス画像を作成できました。
雲が偏在していて、阿蘇火口近くだけに雲があって、火口以外の範囲に少ない場合、CLOUDY_PIXEL_PERCENTAGEではフィルタリングできないようです。
Contains modified Copernicus Sentinel data [2019]