キラウエアの溶岩噴出(2018)SARで見えないものを見る
キラウエアの噴火の様子を宇宙から見ています。
前回は光を観測する衛星の画像を作りましたが、噴煙で陸地の変化が分かりませんでした。
今回はSAR画像を使って画像を作成します。
結果
噴煙の影響がなくなって、溶岩の流れがとてもよくわかります。
何度も流路が変化しているのもよくわかります。
血管に造影剤をいれたレントゲンの様でもあります。
住宅地を飲み込んで流れ、その先で海を埋め立てています。
溶岩の流れているときは黒くうつるんですね。黒くうつるということは、電波を前に反射して衛星側に帰ってこないことになります。(水面や海も前に反射するため、黒く見える)
時間がたったら、衛星側にも反射するようになるんですね。
街の様子を見やすくするために、部分的にノイズ除去してあります。街路が分かりやすくなりました。
Kīlauea Island of Hawai volcano SAR sentinel