新型肺炎に備える中国の病院建設を宇宙から見る3 (続報雷神山医院)

新型コロナウイルス肺炎に対応するために、武漢に病院が建設されました。

武漢火神山医院と雷神山医院です。

前回、雷神山医院を宇宙から見てみましたが、2月4日の画像が撮影されましたので追加しました。

2月5日には建物が完成して引き渡し準備との報道がありました。その1日前の画像ということになります。

結果

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雷神山医院 2月4日の変化


 

説明

2020年1月20日と2020年1月30日に2020年2月4日を追加して、sentinel-2の画像を比較します。

1月20日には舗装された広場のような場所だったものが30日には白いものが写っています。他の衛星画像を見ると、ここはもともとトラックのコンテナのようなものを置いてあった場所のようです。

また、高層アパートと湖の間の土地も様子が変わっているのがわかります。

1月30日の段階では、未完成でした。

2月4日では、1月30日では乱雑に並んでいた白い長方形の物体が、きれいに並べられています。1月30日では建設中で資材搬入状態だったことがわかります。

また、湖沿いの場所の1月30日には白く写っていた物体がなくなっています。30日の画像だけ見たときには、ここに何か作っているのかと思っていましたが、どうやら資材置き場だったようです。

 

衛星写真は2月2日も撮影されていますが、雲に隠れていて建物が写っていませんでした。

場所

報道では、武漢市江夏区となっていました。

報道の写真を見ると、周辺に高層アパートのような建物と湖が写っています。

これらの情報から場所を、30.432861, 114.288242と推測しました。

注意点

正確な地点の情報がなかったので、限られた情報から探しました。そのため、この建物が雷神山医院ではない可能性もあります。

作り方

欧州の衛星sentinel-2を使って作成しました。

 Contains modified Copernicus Sentinel data [2020] processed by Sentinel Hub