防災 大規模火災を宇宙から見る8 火災地点を抽出して地図にマッピング
オーストラリアの火災は、まだ、収束を迎えていません。
韓国よりも広い地域が被災しているようです。
衛星データで、この状況を観測しています。
今回は地図上へのマッピングを行いました。
結果
見方
2019年の11月から12月にかけての変化です。
オーストラリアのシドニー、キャンベラ付近で火災が発生している可能性がある場所を赤く示しています。
複数の場所で、同時に火災が発生しています。
日付が進むにつれて、被災か所が広がっていることがわかります。
作り方
欧州の人工衛星sentinel-3のデータを使っています。
人工衛星から地表の温度を観測しているので、高温の場所を自動抽出し、地図上に載せています。
時間経過とともに、地図上に高温部を記載することで、延焼範囲をわかりやすくしています。
地図はopenStreetMapです。
Contains modified Copernicus Sentinel data [2019] processed by Sentinel Hub
© OpenStreetMap contributors
限界
1)人工衛星なので、曇っているとうまく観測できません。ですので、曇っているときに燃えていた場所を表示することができません。
2)1日1回のデータから作っていますので、1日のうち特定の時刻に燃えていた場所だけが累積されます。
3)普段から高温の場所(例えば、工場など)も表示されてしまいます。