新幹線の走行状態計測2(加速を公称値と比較する)
新幹線の走行状態を計測しています。
新幹線の加速を比較してみます。
東海道新幹線ののぞみ号が駅を出発した後の速度変化をグラフ化し公称値と比較してみます。
結果
見方
横軸が時間[秒]縦軸が速度[km/h]です。
上りののぞみ号が京都 名古屋 新横浜 品川を出発したときの経過時間と速度の変化のグラフです。
黒線は起動加速度の2.6[km/h/s]の直線です。
京都、新横浜のグラフが水平の直線になっているのは、トンネルに入ったためです。
分析
どの駅のデータも出発直後のグラフの傾き(加速度)は起動加速度の公称値2.6[km/h/s]に近い値です。
場所によっては、これを超えているように見えます。
速度が上がるとともに、少しずつ加速度が低下していきます。
京都
加速が続いています。160秒後からトンネルになったため、そこで途切れています。
名古屋
最初の加速の後、20秒後に70㎞あたりで加速をやめ定常速度になった後、再び加速しています。
新横浜
速度変化から見ると、傾きが起動加速度の2.6[km/h/s]を超えているように見えます。
100秒後220㎞まで加速していますが、そこから減速し、最後は100㎞/hに落ちています。
品川
出発直後は2.6[km/h/s]で加速しますが、40秒程度で加速をやめ、100㎞以下での走行になっています。
作り方
スマートフォンでアプリを作成し、計測しています。
速度はGPSから取得しています。