サイクリングルート(ビワイチ、霞ヶ浦、しまなみ)ホームページ比較2 ナショナルサイクルルートの情報発信のあり方

2019年3月1日に開かれた

第2回 ナショナルサイクルルート制度検討小委員会

にて、「ナショナルサイクルルートにおける情報発信のあり方について

という資料が配られています。

この中で、情報発信における国と地方の役割分担が示され、「ナショナルサイクルルートの情報発信として考えうるもの」という項目が示されています。

 

このうち、地方が記載するものとされているもののうち、2019年11月の段階でどのくらい記載されているか、調べました。

ビワイチ、しまなみ、霞ヶ浦の比較です。

ちなみに、この中では、発信される情報はすべて言語化対応が原則とされています。

 

結果

  ビワイチ しまなみ 霞ヶ浦
各ルートの魅力
各ルートの地域の文化      
PR動画   9個 1個
イメージ写真
季節・時間帯    
ナショナルサイクルルートのロゴの概要      
個別ルートサイト
イベント情報
SNSハッシュタグの設定      
SNS公式アカウントの設定 FB FB I Y  
ルートに関する口コミ・レビュー      
ルートの概要(延長・区間
ルートにまつわる歴史・文化等      
ルート詳細(マップ)
獲得標高    
勾配    
路面状況    
道路管理者名      
GPSデータの ダウンロード    
通行可否情報(イベント・災害など)  
緊急時連絡先等の情報提供      

分析

3か所とも記載が見つからなかったのが、

1.ナショナルサイクルルートのロゴの概要

2.道路管理者名

3.緊急時連絡先

4.歴史、文化

5.口コミ

6.ハッシュタグ

でした。

1はまだ掲載していないだけでしょう。ただ、「ロゴの概要」とは何か不明です。

2は必要性がよくわかりません。

3は緊急時にワンストップで対応してもらえるところが明記されているとありがたいと思いますが、見つかりませんでした(警察レベルではない緊急時の対応)。

ビワイチは近い内容は記載されていて、トラブル対応にも気を配っているのが高ポイントだと思います。

4は観光地との絡みで記載されているもの(城や寺社の由来など)はもちろんありますが、地域全体としての歴史、文化を紹介しているところは見つかりませんでした。

これも紹介のしかた次第だとは思います。初めて来る人に対しては、観光地毎の由来のようなミクロ視点だけではなく、歴史や文化といったマクロ視点の解説もあったほうが良いと思います。

「ルートにまつわる歴史」となると、もともとルートに歴史的な意味があるもの(例:四国八十八か所)でないと書けないと思います。

5は載せると管理が面倒そうです。

6は3か所とも自己サイトには載っていませんでした。しまなみはインスタグラムに載っています。

3ルート間の違い

観光情報として季節ごとの情報があるとよいと思います。

夏の情報しかないと、冬に行っても何があるかわからないので。

(例えば、しまなみは写真に写っている人がみんな薄着です。)

その点で、霞ヶ浦はカレンダー形式で季節の情報が載っていて、良いと思いました。

比較したサイト

以下の3サイトを比較しています。

ビワイチ

輪の国びわ湖推進協議会

www.biwako1.jp

 

つくば霞ヶ浦りんりんロード

茨城県政策企画部 地域振興課

www.ringringroad.com

 

しまなみジャパン

一般社団法人 しまなみジャパン
shimanami-cycle.or.jp

まとめ

ナショナルサイクルルート制度検討小委員会で話題に上がったものがすべてではありませんし、これを満たさないといけないわけではありません。

むしろ独自の工夫をしていくことが大事だと思いますが、今回は一つの基準として比較してみました。