きつすぎる??東京オリンピック自転車ロードコースの勾配を調べる

東京オリンピックで、最も長い距離を移動するのは、自転車ロード。府中から富士スピードウェイまでです。獲得標高:約4,865m 。

2020年7月25日(土)午前11時スタートです。

選手強化委員長の中野浩一さんが「もう少し日本人選手にやさしいコースにしてもらいたかった」といったほどのやりすぎなコース設定。

その、コース(是政橋から富士スピードウェイ)の勾配を調べました。

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東京オリンピックロードコース図(部分)

赤い線で勾配のきつさを表示しています。(上向きが上りで下向きが下り)

数字が勾配[%]です。

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プレ大会の様子

場所ごとの特徴

序盤

多摩地域はそれほど勾配はきつくありません。むしろ、勾配を迂回しているようにも見えます(下図の黄色△の地点)。是政橋を渡ってすぐの坂が最もきついという結果になりました。

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稲城付近のルートと勾配

橋本付近は平和なルート。赤い線が見えません。相模川を渡る前後で少し勾配があります。

中盤

道志道に入っても、それほどきつい勾配はなく、何となく上っていく感じです。

道志村の市街地から山伏峠まで、だらだらと登っていき、頂上付近で勾配がきつくなります。

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津久井から道志村山伏峠まで

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道志道の10%勾配標識

山中湖の北岸はほぼ平坦で、篭坂峠に入りますが、比較的緩やかな坂です。

(本来は、富士スピードウエイからコースは富士山に登りますが、この区間は次回)

終盤

そのあと、明神峠は10%越えの坂が続きます。

最後は山中湖の南岸を通って、篭坂から富士スピードウェイに戻ってゴールです。

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山中湖から富士スピードウェイ付近

 


作り方

ルートデーターを作成した後、地理院APIで高度を拾いました。そこから勾配を計算しています。

 

地図出典 国土地理院 https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html

Tokyo Olympic road course Fuji